ポール・ボキューズ詳細比較!フランスの総本店@リヨン VS 日本の本店@代官山


フランス駐在中、リヨン郊外にあるポール・ボキューズ本店に行ってきました❣

おいしいものが大好きなので、
フランス国内だけでもジョエル・ロブション2店を制覇し、アラン・デュカス、
リッツ・パリ、ル・ムーリスなどなど星付きレストラン&ホテルを訪れ、
日本国内ではシャトー・ロブション、天ぷら近藤(オバマ元大統領との会談すら断った名店だとか!)をはじめ、
それこそ数え切れないほどの星付きレストランに行っています。
そんな経験から、味や雰囲気には辛口評価だと自他共に認めるmilkyですが…
ポール・ボキューズ本店、ほんっっっとうに美味しかった!!!😍

日本からはもちろん、パリからも新幹線で3時間+タクシー30分と決して近くないし、
周りにはボキューズ以外なーんにもないし、
「観光のついでに美味しいもの食べたいな」的なノリとしてはおすすめできないんですが(笑)、
「美食の国フランスに来たからには絶品フレンチを!」というグルメメインの旅をする方には
間違いなく後悔させないレストランです🌟

そして…本店があまりに美味しすぎて、帰国後に
日本におけるポール・ボキューズ総本山、代官山メゾンにも行っちゃいました❣
リヨン本店とは内装・雰囲気・コースの構成・味・盛り付けなど結構違いますね~😀

ということで、今回は、ポール・ボキューズ対決!!
フランス本店 VS 日本本店 ✨

フランス旅行の参考にも、国内グルメの参考にもなると思いますので、
ぜひ最後までお付き合いください😉

 

<ポール・ボキューズ本店@リヨン in フランス>

🌸ポール・ボキューズとは?
そもそもポール・ボキューズ本店は、1965年から50年以上3つ星を獲得し続けたレストラン
オーナーシェフのボキューズは「世界で最も有名な料理人」と言われ、
賞の授与式で大統領に向けて作ったトリュフスープは彼の代表作とも言われる料理です✨

2018年にボキューズが亡くなり、2020年度のミシュランでは2つ星になってしまいましたが、
私個人としては「まぁ妥当かな」と…
料理の味や盛り付けは最高なんです!
ただスタッフの質が3つ星に足るものかと言われると、ほんの少し劣るかもしれません。
この辺りは後述しますね。

🌸お店の外装&内装
外装はこんな感じ!

ビビッドカラーで覆われたサーカスのような見た目で、
3つ星らしい豪奢な感じではないので、日本人は少しびっくりしてしまうかも(笑)

敷地内には案内スタッフがいて、お店の入口までエスコートしてくれます⭐
「写真を取りましょうか」等の声掛けもしてくれましたよ~♪

内装は、まさに日本人が期待する「素敵なフランスの3つ星レストラン」かなと思います!

壁紙等のトーンによるシックさと、高級レストランらしいきらびやかさを兼ね備えた、
華やかながらも落ち着ける絶妙な空間でした✨
明るいランプを集めたシャンデリア・壁いっぱいの絵画・キラキラの鏡・パリッとした真っ白なクロス…
お手洗いに続く廊下には、
銅板のお鍋などがかかった厨房がガラス張りになっていて見学できるスペースや
オリーブオイル・グッズ・本などを美しく並べた販売コーナー、
ワインセラーもあって、
眺めていても歩いていても飽きずに楽しめるよう作られていることにすごく感心しちゃいました🤗

🌸コース構成
私が頼んだのは、1番品数の少ないプリフィクスコース(Menu Classique)🍴
フランスのレストランって基本的にとてもボリューミーなので、
普段カジュアルなビストロに行くと、前菜シェア&メインか、メインのみで満腹になってしまうことも😅
なので、実は当初アラカルトにするつもりで行ったんです(笑)
(ポール・ボキューズは三ツ星レストランには珍しくアラカルトOK😉)

でも、目当ての1つである、ボキューズが当時のフランス大統領に捧げたことで有名なトリュフスープが
季節柄トリュフの仕入れがないということで食べられず😣
2つ目のお目当てだったスズキのまるごとパイ包み焼きはコースに入っていて、
アラカルトで気になったフォアグラの前菜もコースの選択肢に入っていたので、
急遽コースを頼むことにしちゃいました😘

ということで、アミューズ・前菜・メイン・チーズワゴン・アシェットデセール・デザートワゴン・食後のコーヒー&プティフールの構成のコース!
180ユーロでした💗

これでも1番ライトなコースです😅
フランスのレストランあるあるのボリューミーな構成に躊躇ったものの、
がっつりとディナーコースを堪能して大正解✨
アクセスが悪い田舎なせいか、パリの物価が高すぎるせいか、
パリの星付きレストランより価格はずっと良心的だし、
前菜・メイン・チーズ・デザート・デザートワゴンの充実構成で、
有名なスズキのパイ包みや、美術館のように美しいデザートワゴンまで付くことを踏まえると、
せっかく遠いリヨンまで足を運んだのですから、
多少残してもコースをおすすめします💖

🌸実食レポ
ディナーで煌々とライトが照っているというよりは落ち着いた雰囲気なので、
写真にしてしまうと暗いのですが😅

アミューズ:一口サイズのものが2種
        なめらかなボール型ムース


前菜:フォアグラと鶏肉のジュレのテリーヌ レモンブリオッシュ添え

メイン:スズキのまるごとパイ包み焼き

    →大きなスズキを1匹まるごとパイ包みにしていて、見せてくれた後に綺麗に切り分けて盛り付けてくれます!
      淡白な白身がしっとり焼き上がっていて、クリーミーなソースと合ってとても美味しいです💖

チーズ:10種以上のワゴンからお好きなだけ

    →初めて見るようなチーズもいっぱい!
     ただここで楽しみすぎるとデザートで後悔するので(笑)、軽めに!

アシェットデセール:ダークチェリーのソルベとムース

    →ドライアイスがふわふわと溢れる器に特大チェリーを乗せた、インパクト大の飾りと一緒に運ばれてきます❣
      ソルベとムース、これだけで十分に満足度も高くてしっかりしたお味…さすがのクオリティです。
      でも、次が本番なので!!

デザートワゴン:10種以上のワゴンからお好きなだけ

     →スイーツ大好きmilky的な大・本番‼
       デザートワゴンとは思えない、1品1品ものすごく手のかかった色とりどりのスイーツが並んでます😍
       ケーキ1つをとってもフランスに多々あるケーキ屋さんのものより明らかにクオリティが高い!!
       また、フランス名物のイル・フロッタント(茹でたメレンゲをアングレーズソースに浮かべた「浮島」という名の軽くて可愛いスイーツ)には
      リヨン名物の赤いプラリネをたっぷり乗せて…
      ああもうボキューズわかってる!!フランス名物とリヨン名物のいいとこ取り…まさにこれを望んでたの!!
      見た目・味ともにパーフェクト✨

プティフール:ベルナシオンのショコラ3種

      →さらっと出てきますが、リヨンにしかお店がない(今はパリにも店舗があります)ベルナシオンの絶品ショコラ💖
        超有名なパレドール、カカオの味がしっかりしてます!
        大体のお客さんは2人組なのに、3人分入れて置いていってくれるところも太っ腹✨
カフェ

どれも本っっっ当に美味しかった!!
特筆すべきはどの料理もとっても正統派で、
リヨン名物や名産品を取り入れつつ、超クラシックなフランス料理だったこと💖

たとえは日本でも、懐石料理と一言で言っても和モダンとか創作料理系のお店も増えていますし、
そこまでいかなくてもお店ごとのオリジナリティが光ったり、変わった食材を組み合わせたりしますよね。
フランスも同じで、星付きレストランになるほど創意工夫に溢れていて、
食材・内装・盛り付けなどどこかでお店やシェフのオリジナリティを出しています。

ポール・ボキューズは、そういった気のてらい方を一切していませんでした!
日本人がイメージする超おいしい王道フランス料理そのもの❣
これ、意外と重要なことですよ~!

旅行してても海外赴任でも永久的に住むのでも、
やっぱり日本に長く住んでる日本人としては「the王道」なフランス料理に憧れますよね✨
お城みたいなシャンデリアのあるヨーロッパらしいおしゃれなお店で、
かっこよくスーツを着こなしたギャルソンに注文を取ってもらって、
ワインに舌鼓を打ちながら「これぞフランス料理」なお料理を優雅にいただく…
日本でフレンチのお店が増えて気軽に味わえるようになったからこそ、
本場の空気と味はどんな感じかなって夢を持つじゃないですか😁

ポール・ボキューズは、それを叶えてくれるお店なんです❣
しかも最高品質で!!!

メイン食材だけでなく、添えられた野菜などの味付け、火の入れ方、ソースの味、
出てくるパン、そして盛り付けの美しさに至るまで、手抜きの一切感じられないコースでした✨

🌸雰囲気:2つ星降格の原因推察
序盤に少しだけ書いたのですが、ボキューズ亡き後、
50年続いた3つ星を2つ星に降格されてしまったリヨン本店。

味も盛り付けもこんなにも素晴らしいのに、どうして降格になってしまったのか…
milkyの主観ですが、原因は「スタッフの質」ではないかなと思います。

日本もフランスも、良いレストランになればなるほどスタッフはかっちりしますよね。
スーツを着てぴしっと姿勢を正して、常にお客様に目配り気配りして、恭しくサービスしてくれることが多い。
ポール・ボキューズ本店のスタッフからは、その姿勢が感じられませんでした。

お店は元々どこかの邸宅だったのか、いわゆるお店らしい四角くて全部見渡せる空間ではなく、
ドアが撤去されて各部屋が繋がっている状態で、ドア跡が開放されているので
仕切られている感覚はあまりなく開放感があるものの、軽くいくつかのエリアに分かれていました。
そして、スタッフは基本的に全員ホール入口に固まって立っていました。
ここまではいいんです、ホール入口に立つのはお客様全員を見渡しやすいようにということだと思うんです。
でも、固まったスタッフ、結構ずっと私語をしている…😅
おしゃべりに夢中で、ホールを見ないし巡回もしないので、
お水やワインを注ぐなんて気配りはしないし、こちらが呼んでも気付きません😭

そこまでのハードルを超えて、無事テーブルに来てくれた時は
質問にも希望にもきちんと回答・対応してくれるんですけれど😅

そもそもフランス人は日本人のような「公私を分ける」「お客さんには丁寧に」「愛想笑い」という感覚があまりなく、
良くも悪くもフラットで正直なので、
カジュアルなビストロやカフェ、スーパーなどではスタッフ同士の私語なんて当たり前だし、
スタッフとお客さんがおしゃべりしている姿も日常的です。
でも、星付きレストランでその姿勢はいただけない…😣
大声で「すみませーん!」って呼ぶ雰囲気ではないし。
ちなみに三ツ星レストランのアラン・デュカスや5つ星以上とされるパラスホテルなどではそういったことはありませんでした。

三ツ星レストランと聞けば普通はおおいに期待するし、そこを訪れるために旅行を計画する人もいますよね。
ミシュランの基準にもそう書いてあります。

  • 一つ星:そのカテゴリーで特に美味しい料理
  • 二つ星:遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理
  • 三つ星:そのために旅行する価値がある卓越した料理

でも、そんな期待に胸を膨らませた人にとって、慣れない異国の地で、
目配り気配りもなく、こちらが呼んでも気づかないくらいおしゃべりに夢中のスタッフ…
近くのレストランだったらお料理美味しかったらまあいいけど、
そのお店に来るために計画して安くない金額を支払ってわざわざ行ってるのにって、ちょっと後悔しますよね。
大切なゲストを連れていったりお祝いの席にした場合なんて、そんな事態が起きたら真っ青です😵

これはmilkyの主観なのですが、料理は味だけではないと思っています。
お料理の見た目、香り、空間のしつらえ、席の座り心地や相手との話しやすさ、音楽、接客、居心地の良さ…
五感すべてで感じて味わって楽しんで、初めて「おいしい」と思える。
お客さんは、お料理だけでなくそれら全てに対してお金を支払っている。

だからこそ、お店を綺麗に掃除してお花を飾り、丁寧な接客をして、美しく盛り付けた料理を出すわけですよね。
泥だらけのお店でよれよれのTシャツを着たスタッフが紙皿で出してきたステーキと、
清潔でおしゃれなお店でスーツを着たスタッフが美しい細工のお皿で出してきたステーキ、
お肉も価格も全く同じだったら後者を選ぶ人が多いから。
それは、お店・スタッフ・お料理を内包する空間と、そこで過ごす時間そのものに
私達はお金を支払う価値を見出しているから。

だとしたら、ポール・ボキューズ本店が2つ星に降格されても仕方のないことかなぁと思いました。
お料理は本当に本当に美味しくて綺麗で、厨房のスタッフはこんなにも頑張ってくれているのに、
すごくすごく残念だけれど…

ただ、これまた主観ですが、二つ星レストランは振り幅が広い❗
凱旋門下のジョエル・ロブション2号店も2つ星ですが、あのガヤガヤした雰囲気と雑な接客と価格を考えたら、
スタッフの質を含めて考えてもポール・ボキューズの方が断然おすすめです!!

スタッフがおしゃべりしてる声までは聞こえないし、気付けばちゃんと対応してくれるし、
お店すごくおしゃれで綺麗で明るいし、コース構成に対してコスパ最高だし、何食べても美味しいし。

「限りなく三ツ星レストランに近い」と思ってもらって大丈夫です❣
そのために旅行する価値があるとmilkyは思います✨



さて、熱く語っているうちに長くなってしまったのですが、
次は日本の本店となる代官山メゾンのレポ🥰

<メゾン ポール・ボキューズ@代官山 in 日本>

🌸メゾン ポール・ボキューズとは?
日本における「ポール・ボキューズ」の総本山となるお店です。
リヨン本店のコンセプトである「基本に忠実に、奇をてらわない」をモットーに、
安定したホスピタリティで迎えてくれます。

🌸お店の外装&内装

おしゃれな入り口から階段を降りていくと…
豪華な廊下・大きなシャンデリア・金の額に飾られた絵画など、全体的にアールヌーボー調のしつらえで、
リヨン本店より豪華さやきらびやかさが強く出ています。
日本人のイメージする「フランスのお城」とかの雰囲気で、
ヨーロッパの豪華さを味わいたい時にぴったり✨
ただ食事する大ホールは壁やテーブルクロスの落ち着いたトーンも相まって、
豪華絢爛すぎずシックさを残しているのがリヨン本店と重なります😄

🌸コース構成
私がお邪魔した時は期間限定のお得なコースが出ていて、
リヨン本店で断念したトリュフスープは本来25000円のコースか単品9000円でしか
食べることができないところを、ランチコースに組み込んで15000円というものでした‼

ただ、そういったお手頃コースの設定がない時期だとしても、
こちらのスープは本当に美味しいし、ポール・ボキューズの代名詞になっている料理でもあるので、
ぜひ単品追加でも食べてみる価値があると思います😄

🌸実食レポ
アミューズ


前菜:1975年にエリゼ宮にてV.G.E(当時のフランス大統領)に捧げたトリュフのスープ

   →前段でも述べましたが本っっ当においしい!!
      トリュフのスープと言いながら、中にはフォアグラもごろごろ入っていて贅沢の極み✨
     煮込まれた角切り野菜も柔らかくて、スープも美味しくて、パイもさっくさくで、
     おかわりしたいくらいでした…❣
     これだけのために絶対再訪します‼

メイン1:ベーコンを巻いた鱈と白子のムニエル

   →グラタン皿のような深めの器に、大きな鱈・白子・ハマグリ、ふわっふわのエスプーマ🌟
     「魚料理といえば」の印象を覆す1品でした!

メイン2:仔牛フィレ肉のメダイヨン

   →スープと魚料理が美味しくて完食してしまったので、既にこの辺りで満腹になりかけ(笑)
      少し和風寄りのお醤油系の味付けで、
     お肉はもちろんなのですが、付け合せの野菜がめちゃくちゃ美味しかったのが印象的でした✨

デザート:ワゴンからお好きなだけ

   →リヨン本店と同じく、これがmilky的大本番‼
             見るからに綺麗で美味しそうな、ハイクオリティなスイーツが並びます✨
     一番びっくりしたのが、リヨン本店でいただいたイル・フロッタントwithリヨン名物の赤いプラリネが
    こちらでも食べられたこと!
    あぁリヨン本店と変わらないんだなって感動しました✨
    他のスイーツは、クレームブリュレやモンブランなど、正直他のレストランでも見かけるので真新しさはなくて、
    リヨン本店ほどの感動やテンション爆上がり感は薄め(笑)

プティフール:ワゴンからお好きなだけ
    →デザートワゴンの上にプティフールワゴンが乗っていて、同時に選びます。
       パレブルトン、トリュフ、スノーボールなど、小さくとも綺麗で品のいい小菓子たちでした!
コーヒー

トリュフスープやお魚料理はとっても美味しかったけれど、スイーツはリヨン本店には劣るかな…
ただお肉の辺りで満腹になってしまい、ものすごくゆっくり食べたので4時間近くお店に居座ってしまったのですが、
全然嫌な顔はされずのんびり優雅な時間を過ごさせていただけて、
その辺りのホスピタリティはリヨン本店より素晴らしく、さすが日本のグランメゾンって感じでした✨
お一人様も普通にいらっしゃったくらい居心地いいし、トリュフスープのためだけに行く価値ありです!!!

というわけで、「ポール・ボキューズ詳細比較!フランスの総本店@リヨン VS 日本の本店@代官山」
いかがだったでしょうか😄
もしフランスのリヨンに行く機会があれば、本店はぜーーったい行って損はないです‼
そして、フランス行く前にグランメゾン行っておくと、雰囲気や味が少しずつ違っていて楽しいですよ✨

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