フランス駐在中のお話。
フランスきっての美食の街として有名なリヨン。
意外と日本では知られていませんが、
リヨンはレストランだけでなく、
パティスリー(お菓子屋さん)のレベルも非常に高いです![]()
しかも、パリにないお菓子屋さんがほとんど!
これはお菓子好きとしてはぜひとも巡りたいところですよね(*^^*)
私もリヨンに行ってお菓子屋さん回ってきましたよ~!
実際に行って食べてみて分かったのは、「日本に広まっている有名店よりずっと美味しいお店がある!」ということ!
リヨンといえば日本ではベルナシオンが圧倒的人気で、サロンドショコラでは長蛇の列ができますが、
他にも素敵なお店いっぱいあるんです!
*ちなみに、フランス全体のショコラトリー実食レポはこちら!
ジャンポールエヴァンなどフランスの人気店13店に実際に行って食べ比べてきました!
アクセス・日本での購入有無まで詳細にご紹介しています![]()
ということで、国際的に有名なお店からリヨンっ子の中で有名なお店まで、
4軒をピックアップ![]()
実際に行って食べてみた感想を綴ります![]()
①BERNACHON(ベルナシオン)<日本未上陸>
買った物:タブレット、ボンボンショコラ、キャラメル、他店とのコラボショコラ、
ケーキ、パン、サブレ、フィナンシェ
こちらは、1953年創業でありながら、いち早く「ビーン・トゥ・バー」に取り組んでいたお店。
祖父から3代続くショコラトリーで、継いだ家族以外にレシピを伝えないということで、
大量生産ができず、リヨン本店のみの営業を続けてきたため、
「入手困難な憧れのチョコ」ということで有名です。
半年前、パリ市内にショップがオープンしましたが、ケーキなどの生菓子は置いていません![]()
ショコラトリーなので、有名なのはチョコレート。
様々な種類のタブレットと、
ガナッシュを詰めた円盤状のチョコに金箔をあしらった「パレ・ドール」が
人気商品です。
ただ、本店はとっても商品ジャンルが豊富で、
ケーキ・焼き菓子・菓子パン・惣菜パン・キャラメルなどなど、
チョコレート以外の商品もいっぱい![]()
実は私のおすすめはケーキ&パン&焼き菓子なので、そちらから![]()
<ケーキ>

スペシャリテは「プレジダン」という、チョコレートのお花のような見た目の
華やかなケーキ![]()
ポール・ボキューズがフランス最高勲章を受賞した際に
大統領邸で開かれた祝賀パーティーのために考案されたものです。
このケーキ、リヨンの本店でしか買えないし歴史ある看板商品なのですが、
チョコレートは好きなくせにチョコクリームが重くて好きになれずに
普段チョコケーキを全く買わない私は、
当初正直あまり興味がなかったのですが…裏切られました。
ふわふわに見えるお花のようなチョコレートは
一見持ち運ぶとすぐに崩れてしまいそうな形状だけど、
下のタルトに大本部分が差し込まれているから安定しているし、
フォークを入れると意外と固くてサクサクっと音がする。
なのに、口に入れると一瞬で溶けてなくなる…‼
手にはサクッという音と感触が伝わるのに、
食べると一瞬でとろけて消えるという
反対の食感が楽しくて美味しい~![]()
お花チョコの下はチョコタルト。
これも、さっくさくのタルト生地の上に、
甘酸っぱいあんずのジャム、
そしてとろける口どけのチョコクリーム…
全てが相性ばっちりで、もう絶品です![]()
他のケーキに比べてサイズが大きくて、
上のチョコのお花が乗っているから更に大きく見えるのですが、
チョコケーキが苦手な私でも「足りない!」と思ったくらい軽くて美味しいので、
リヨン本店に行く機会があったら絶対に食べてみてほしい1品です![]()
ちなみに、他のケーキは全部ミニサイズのものを買ってみたのですが、
本当にどれもハズレがなく美味しい![]()
バリエーション豊かな展開だけど、ちゃんと食感も味も全然違うし、
チョコを使ってないケーキも美味しいです![]()
本店は隣にサロン・ド・テ(カフェ)があって、
綺麗な店内でケーキやホットチョコレートなど色々楽しめるので、
リヨンに行った際には足を運ぶことをおすすめします(*^^*)
<パン、焼き菓子>
クロワッサン・サブレ・フィナンシェを購入しました。
フランスのクロワッサンは、日本でもお馴染みのひし形タイプがほとんどなのですが、
ベルナシオンのクロワッサンは両端がまるまった円形タイプ。
ころんとしたフォルムが可愛くて買ってみたのですが、これが大正解でした![]()
(翌朝食べたからかもだけど)パリパリというよりしっとりした食感で、
噛むほどにほんのりした不思議な甘みがあって、すっっごく美味しい~~![]()
普段は外側パリパリ中ふんわりタイプが好みなのに、
そうじゃなくてもこんなに美味しく感じるなんて![]()
当日中に一口でもかじればよかったと後悔したので、
もし機会があればぜひ当日食べてみてください(*^^*)
焼き菓子は、フィナンシェが絶品でした![]()
ショーウィンドウ内でメインとして扱われているケーキやチョコレートとは違い、
パンに混じって隅っこに2個置かれていただけだったのですが、
バターの味しっかりして、カリッとした表面&ふんわりした食感が
とっても美味しくて、もっともっと食べたかった…と心から思った1品です![]()
レジ後ろにもショーウィンドウに入りきらない焼き菓子
(マカロン、焼きメレンゲなどサイズの小さな小菓子)が陳列されていたので、
そちらも買えると思います(*^^*)
<チョコレート>

ベルナシオンのメイン、チョコレート。
様々な種類のタブレットと、
ガナッシュを詰めた円盤状のチョコに金箔をあしらった「パレ・ドール」が
人気商品です。
タブレットはとっても絶品![]()
基本的にタブレットを買わないのに、
フランス駐在中ネット注文も含めて3回も購入しちゃいました![]()
ピスタチオ・オレンジピール・コーヒー・マンディアンなど、
合わせる素材によってカカオの濃さが変わるので、よく合います![]()
こちらのタブレットはとても分厚くて食べごたえがあります。
私はミルクチョコ×オレンジピールがお気に入り(*^^*)
オレンジピールを砂糖漬けするところから手作りしているそうですよ![]()
「パレ・ドール」やボンボンショコラはダークチョコレートで、
ミルクチョコ派のmilkyには苦かった![]()
あと、ガナッシュを詰めた円盤状のチョコに金箔をあしらった「パレ・ドール」って、
東京にある「パレオ・ドール」という日本人ショコラティエのお店でも名物として売っていて、
見た目が完全に一緒だけど大丈夫なのかなと思ったら、
このショコラティエ・三枝さんはベルナシオンで教えを受けて味を伝えているんだそう![]()
こちらはミルクチョコのパレドールを扱っているので、私はその方が好き。
ただ、どちらのお店もショコラは口どけ感があまりないので、
いずれにせよ私にはあんまり…でした><
他のミルクチョコ系のボンボンも、口どけはそこまでないです。
サイズ大きめ・甘さもかなりしっかり重めで、
味も美味しいけれど手作り感が感じられるタイプ。
洗練された都会的なチョコレートというよりは
「地元で愛されるチョコレート」という印象を受けました![]()
そのせいか、国際的に有名なブランドに比べると
タブレット・ボンボンどちらも共通して、ミルクチョコは甘さがしっかり強め、
ダークチョコも苦みが強めで、全体的に味がはっきりしているのが特徴かも![]()
日本でもフランスでもチョコレートが有名なお店ですが、
個人的にはチョコレートよりケーキやパンの方が
はずれがなく美味しく、マストバイはこっちだなと感じました![]()
商品ジャンルも各種類もとっても豊富なので、どれにしようか迷ってしまいますが、
店内には日本語の話せるアジア系のスタッフが1人いるので、
色々聞いてみながらお買い物を楽しめると思います![]()
②SEVE(セーヴ)<日本未上陸>
買った物:ケーキ、チョコレート、赤いプラリネタルト、赤いプラリネ
こちらは、日本未上陸していないどころか、
本店は美食の街として知られるリヨンの郊外「モンドール」にあり、
他の店舗は近郊のリヨン市内にしかないので、知っている方が少ないですが、
リヨンに住む人には絶品ショコラトリーとしてよく知られるお店です!
リシャール・セーヴ氏がシェフパティシエ、
奥さまが内装やスイーツのデザインを担当しているそうで、
特にケーキは今まで見てきたパティスリーの中でも
繊細&華やか&美しい仕上がりのものばかりでした(*^^*)
<ケーキ>

他のお店でも購入していたので、自然と控えめになってしまって、
買った生菓子は2つだけ…
想像を遥かに超える美味しさで、後でめちゃくちゃ後悔することになりましたが、
直感で選んだケーキ自体はそれぞれ看板商品だったみたいで、正解でした![]()
スポンジだと思うんだけどムースみたいにふわっとした食感で、
ちょっと溶けるような感じもある、不思議な生地を、
細かくしたパリパリのチョコレートみたいなもので薄くコーティングして、
上にはとーっても甘くて美味しいオレンジが乗っています。
何をどう使っているのか素人には分かりきらないケーキだったんだけど、
すっっごく美味しかったです‼
後で調べたら通年で大人気商品とのことで、ものすごく頷けるお味でした![]()
まず上に乗ってるオレンジが、単体でたくさん食べたいと思ったくらい
甘くてジューシーで美味しい…!!
果汁たっぷりのフルーツを乗せているのに、
上のスポンジ部分に全然染みてなかったのが不思議…😶
そして、スポンジ生地も今までに食べたことのない食感!
ほんのり柑橘の風味がして、しっとりしていて、
ムースみたいにふわっとしていて、とろけるような、不思議な感触。
これが回りの薄いコーティング(多分チョコだと思う)と抜群に合う…‼
何個でも食べたいケーキでした![]()
もう1つは、リヨン名物でもある赤いプラリネのタルト。
他のお店でも買ったのですが、お店によって味も食感も全然違っていて、
セーヴのタルトはナッツをたっぷり使ったザクザクしたタルトでした。
全体に赤く着色されているので見えないけれど、
チョコレートを扱うお店だからか、時々チョコレートの風味がしたので、
ところどころにチョコレートが入っている感じで、変化があって美味しいし楽しい🍫
こちらもおすすめです(*^^*)
どちらも本当に美味しくて、あっという間に完食してしまったので、
もっと買えばよかったなぁと後悔しました![]()
<チョコレート>
ショコラは、フルーツを使ったガナッシュが多い印象。
なめらかさはありますが、口どけはあまりありません。
あと、変わり種っぽいフレーバーはそんなに多くなく、
王道なフレーバーを選んだはずなのに、
独特の臭みを感じたショコラもあって、びっくりしたこともあったけど、
カリカリのキャラメル×ナッツのショコラとかはとっても美味でした!
ベルナシオンほどではないけれど、こちらも
「高級感あふれる」というよりは「地元で愛されるお店」
タイプのお味かな??
いちごをたっぷり使った真っ赤なタブレットとか、
リヨン名物の赤いプラリネを散らした華やかなタブレットも美味しそうでした(*^^*)
ギャラリー・ラファイエットにはカフェもあるようなので、
絶品ケーキを食べるためにぜひとも行ってみてほしいおすすめ店です❣
③Philippe BEL(フィリップ・ベル)<日本未上陸>
買った物:ボンボンショコラ
こちらは、本店と工房はリヨン郊外・
それ以外の店舗はリヨン市内に1つだけなので、希少性の高いショコラトリー。
ただ日本のサロンドショコラには出店しているので、
知っている方は意外と多いかもしれませんね(*^^*)
フランスのショコラトリーは、チョコレートを直接段々に積み上げて
陳列してあるお店が9割以上な中、
日本のお店のように、1粒ずつ入るよう仕切られたプラスチックのトレーに
整然と並ぶ、高級感のあるショーウィンドウが印象的でした。
ひんやりした店内、高級感がありながらシンプルな内装で、
他店に比べると少し敷居が高く感じてしまうかもしれないけれど、
値段は他店と変わらないので、
日本のサロンドショコラで買うよりずーっとお手頃![]()
10粒以上買って9ユーロでした![]()
しかも、なんと試食にと好きなものを2粒も選ばせてくれました…![]()
ミルクチョコ派なのでミルクチョコ系のショコラだけ選んで買っていたのですが、
フィリップ・ベルはダークチョコが美味しいという噂を聞いたことがあったので
ダークチョコのボンボンをいただいてみたら…
ものすごくおいしい…‼
自慢じゃないけれど苦いチョコが苦手で、
どんな有名店のチョコレートでもビターやダーク系を
おいしいと1度も思ったことないのに、何これ![]()
口の中に苦味が全く残らない!
キャラメルガナッシュとゼラニウムの2種類をいただいたのですが、
どちらもガナッシュとチョコレートの相性がばっちりで、
すっと消えていき、最後に残るのはガナッシュの余韻だけ…![]()
思わず、お会計待ってもらって
ダークチョコのボンボン数種類追加購入しました![]()
こんなの初めての経験…‼
ものすごい口どけ柔らか~というショコラではないです。
でも、ガナッシュとチョコレートがよく合っていて、
間違いなく美味しい![]()
ダークチョコを美味しいと思ったのも初めてだし、
口どけがあまりないボンボンを絶品だと思ったのも初めてかも(*^^*)
チョコレートオンリーの商品展開で、
王道のプレーンやはちみつのガナッシュから、
カレーとの掛け合わせ、お花のゼラニウムやスミレを使ったショコラまで、
少し変わったものも![]()
高級ブランドが立ち並ぶ通りにあるので、
ショッピングを楽しみながら訪れてみてください(*^^*)
④Vison(ボワザン)

買った物:クッサン・ド・リヨン、クネル・ド・リヨン
こちらは、リヨン市内のあちこちに店舗がある、
リヨンっ子に人気のパティスリー。
店内には、チョコレート・マジパンといった商品に加えて、
リヨン銘菓のクッサン・ド・リヨンとクネルも。
「クッサン・ド・リヨン」(写真中央)とは、リヨン銘菓で
チョコレートのガナッシュを、キュラソーの香りをつけたアーモンド生地で
コーティングした小さな砂糖菓子。
日本人はびっくりしちゃうような鮮やかなコバルトブルー色をしてます(笑)
緑色の綺麗なクッション型の箱に入っているものもあるので、お土産にもぴったりです。
味は…んー、まずくはないんだけど、
やっぱり有名ショコラトリーには全然及ばないかなというのが正直な感想でした![]()
ブルーキュラソーを使っているので、リキュールの香りが強くて…
お土産用にパッケージされたデザインはとっても可愛いので、
お土産としては素敵です(*^^*)
もう1つの名物「クネル・ド・リヨン」(写真左)は、同じくリヨン銘菓で、
円筒型に丸めたプラリネをホワイトチョコレートでコーティングしたお菓子。
魚のすり身を使ったはんぺん「クネル」というリヨンの郷土料理を模したものです。
プラリネとホワイトチョコレートということで、甘さは強いですが、
それが大丈夫だったら美味しいと思います![]()
もちろん「街のお菓子屋さん」というポジションなので、
今まで紹介してきたショコラトリーみたいな口どけとかはないですが、
おやつとして・お土産としておすすめです(*^^*)
以上、リヨンのパティスリー4軒のご紹介でした![]()
個人的には、チョコレートならフィリップ・ベル、
有名なベルナシオンはケーキとパン、
セーヴはケーキとプラリネタルト、
ボワザンはクネル・ド・リヨン がおすすめ![]()
美食の街として有名なリヨン。
もちろん食事もとても美味しいですが、
元々お菓子がハイクオリティーなフランス × 美食の街リヨン の掛け合わせが
織りなす数々のお菓子たち…
パリでは味わえない絶品スイーツ、旅行の際にはぜひ楽しんでください![]()
